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「Enty」を裏で支える開発・デザイン・ビジョンなどの情報を随時更新します。

運営の変遷の全てと現在、そしてこれからのEntyにつきまして

2015年10月、クリエイター支援サイト「Enty」は、株式会社ONE TAP(代表・武田 義基)が提供するサービスのひとつとして生まれました。いわゆる「パトロンサイト」であり、言い換えれば、「クリエイターが誰でも簡単に支援者(パトロン)を募集できるサイト」です。

当時、すでに海外では「Patreon」というパトロンサイトが人気を博していましたが、日本では未開拓の分野でした。そこでEntyでは、いち早くクリエイターの活動を目に見える形で支援できる独自のサービスを展開。今でこそ、とらのあなが運営する「Fantia」や、Pixivによる「Pixiv Fanbox」が広く利用されていますが、Entyは国内のパトロンサイトの先駆けとして多くのクリエイター・ユーザーからご愛顧をいただきました。

おかげさまで、クリエイターと支援者を繋げる仲介役として数多くの支持を得ることができ、サービス開始からたったの3年で登録者数は70万件にまで到達。その点につきましては、お礼の申し上げようもございません。

度重なる問題の原因は「深刻な人員不足」

しかし、その3年間でクリエイター・ユーザーの皆様方から運営の是非を問われるようなさまざまな問題があったことも、また直視すべき現実です。単純なシステム上の不備から支援金にまつわる重大な疑惑まで、Entyを愛用してくださった多くの方々の期待を裏切り、著しく信頼を損ねてしまったことをここに深く陳謝いたします。

問題の背景には、対応に必要な人員が足りていないにもかかわらず事業を複数展開し、CS(Entyヘルプセンター)やバグの改修にまで手が回らなかったということがありました。そうした一連の不手際はすべて運営側の落ち度であり、弁解の余地もございません。

以上のようないきさつから長らく運営もサイトを放置寸前の状態が続き、当然ながら、Entyの「日本国内におけるパトロンサイトの先駆者」としての地位は完全に失われました。

会社として独立。そして“新生Enty”へ

しかし、このような失態を深く反省し、再度、クリエイター・ユーザーの皆様方からの信頼を取り戻すべく、Entyは体制を新たに生まれ変わりました。

その経緯についてご説明します。

まず、2018年8月31日にインターネットメディア事業を手掛ける株式会社ユービジョン(代表・福田 拓哉)に運営会社を変更。そこから、サービスに集中するために2019年1月30日、資本金1000万円(資本準備金含む)で、Enty株式会社として独立を果たします。さらに、同年11月には同一企業で行っていた「Entyプロジェクト」と「joy’nプロジェクト」を、それぞれの独自性を高め、サービスのクオリティを向上させるために、「Enty株式会社」と「joy’n株式会社」という2つの別会社に分けて担当する運びとなりました。

「joy’nプロジェクト」の理念は、“表現者とそれに関わるすべてのひとにチカラをあたえるサービスの提供”です。Entyも根本的な理念は軌を一にしますが、より一層アダルト系コンテンツのクリエイターにフォーカスができるよう細分化し、組織の構造から抜本的な見直しに踏み切りました。

またEnty株式会社の役員も、代表取締役・杉山 周重(IP開発・企画・セールス)、取締役・瀧 宏太(イベントプロデューサー・セールス)、取締役・木村 晋也(UX・マーケティング・財務)、取締役・池田 凡如(開発・マーケティング・財務)と潤滑なサービス運用に必要不可欠な、各分野に特化したプロフェッショナルを集結。“新生Enty”としての再スタートにふさわしい、盤石の布陣をそろえました。

さて、独立から現在まで、私たちはEnty再興に向けてクリエイター・ユーザーの皆様方に寄り添った、より魅力的なプラットフォームづくりへの準備を着々と進めてまいりました。これまで遂行してきた主な改革は、以下の3点です。

(1)CS(Entyヘルプセンター)について

トラブルの原因ともなった人員不足を解消いたしました。具体的には、CS(Entyヘルプセンター)に必要なヘルプ対応を複数人体制で行います。クリエイター・ユーザーからの声をあますことなく受け止めて改善に繋げられるよう、万全の体制を築きました。

(2)技術面の立て直しについて

万が一、サイト内でバグや技術的負債があった場合、問題解決に向けてスピーディーに対応ができるよう、新たに個別の開発チームを立ち上げました。

(3)旧体制時代に起きた問題について

その他、旧体制時代に起こしてしまったすべての問題を真摯に受け止め、二度とクリエイター・ユーザーの皆様方に不快な思いをさせてしまわぬよう、技術面・対応面などあらゆる面での進化を徹底。ユーザーオリエンテッドなサイト運営を目指します。

サービスを利用する方々からすれば、どれも「当たり前」だと思われるかもしれません。しかし、まずは旧体制時の課題をひとつずつ解決していくところから着手してまいりました。

これからのEntyについて

もちろん、過去の負債を返上するだけではありません。これからのEntyの展望について、ご説明いたします。

第一に掲げるのは、カテゴリーの特化です。今後、Entyはターゲットをアダルトコンテンツに絞って事業を展開していきます。成人向け同人作家からコスプレイヤーまで、二次元・リアルを隔てることなく、「アダルト」に分類されるあらゆる創作や表現の活動を支援いたします。

昨今の風潮として、「アダルトコンテンツ」というだけで敏感に反応し、それにかかわるすべてのクリエイターや創作物、表現を糾弾せんとする方々がいます。

ただ、アダルトコンテンツは時に円滑な会話のタネとして、時に崇高なアートとして、太古の昔から現代にいたるまで私たちの生活に密接にかかわってきたという歴史があります。

もちろん、一部非難の対象となるような行き過ぎたものがあることも否定はできません。

しかし、だからといってすべてのクリエイターの活動を制限してもいい理由にはならないはずです。

残念なことにアダルトコンテンツ規制への気運は高まり、年々その活動の幅が狭まってきているジャンルだからこそ、「すべてのクリエイターを応援する」という信念に基づき、より自由な表現の場を提供したいと考えております。

第二に、私たちは「使いやすい」サービスの追求に暇を惜しみません。基本的な技術改善やバグへの迅速な対応は言わずもがな、前出の通りCS(Entyヘルプセンター)を充実させてクリエイター・ファンの満足度を高めます。

さらに、より良いユーザーエクスペリエンスを達成するためにプロダクトの全面改修を行なうなど、あくなき探求心で痒い所に手が届くようなユーザビリティの高いサイト運営に尽力いたします。

さいごに、より一段とクリエイターに焦点を当てた魅力的な企画を、絶えず構想・実践してまいります。

クリエイター・ユーザーの皆様がつい参加してしまいたくなるようなイベントづくりに注力し、適宜情報を発信。また、クリエイターのブランディングにも一翼を担えるような制度を構築していきます。

さらには、提携企業とのコラボなど、今までにない革新的なプロジェクトを提供いたします。

Entyというプラットフォームをもう一度、すべてのクリエイターが安心して作品を掲載できる拠り所、そしてすべてのユーザーが心行くまでクリエイターを応援できる場所にしていきたい。

私たちEnty株式会社社員一同はそう決意を改め、新たに舵を取りはじめました。過去の失態は、誠意で挽回するほかありません。

生まれ変わったEntyのこれからを、温かく見守っていただけたら幸いです。

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